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トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニアのフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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トランシルヴァニアから伝統手芸を広めたい!

トランシルヴァニアから伝統手芸を広めたい!(OnlineワークショップProject)

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フォークロアの宝庫であるトランシルヴァニア地方。

現地では手仕事の担い手が高齢化し、その存続が危ぶまれています。

このコロナ危機の中、お年寄りのおばあさんたちは

人々との交流の機会も失われている現状ですが、

現地のおばあさんたちを元気にしつつ、

私たちも手仕事のメッセージを受け取り、お互いを活気づけるプロジェクト。

カロタセグ地方、シク村、アーラパタク村など、

現地に13年在住の伝統手芸研究家が皆さまとトランシルヴァニアのおばあさんたちとの

橋渡しをして、皆さまに手仕事の素晴らしさを伝えます。


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プロジェクトが成立しましたら、

7月に、現地のおばあさんたちから

手仕事のレクチャーをしてもらえるワークショップを企画いたします。

お忙しい方でもご参加いただけるよう、

時間帯や日にちもいくつかお選びいただけます。

(ワークショップ不参加の方には、刺繍の品々やキットなどのリターンをたくさん準備しております。)

日本にいながらにして、まるでトランシルヴァニアの村々を旅するような

そんな体験をしていただけます。

たくさんの方々のご応募をお待ちしております。


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目標金額10万円

(おばあちゃんたちへの謝礼、カメラマン謝礼、現地までの交通費、宿泊費、

ビデオカメラ、マイク)


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ワーク・ショップ日程

7月22日(木・祝)午後3時~5時(現地時間午前9時~11時)

アーラパタク村編みクロスステッチ刺繍

7月23日(金・祝)午後3時~5時 (現地時間午前9時~11時) 

カロタセグ地方ビーズ刺繍 

7月24日(土)午後3時~5時 (現地時間午前9時~11時) 

カロタセグ地方イーラーショシュ  

7月25日(日)午後3時~5時 (現地時間午前9時~11時) 

シク村アウトライン刺繍 


1つのワークショップにつき、2千円でお申込みいただけます。

(45分+休憩15分+45分+質問等15分)


*材料はそれぞれ、各自でご準備いただけますようお願いいたします。

FOLK ART TransylvaniaのHPでも販売しております。


*参加者の方々にはZOOMミーティングをダウンロードしていただき、

それを通じてワークショップを行います。(1回につき100名まで参加可能)

ワークショップ数日前に一度テストをいたします。


*お申し込みはこちらから

(7/17日で募集終了となります。

(たくさんの方に知っていただくため、ご賛同頂ける方には拡散をお願いいたします。)



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comments(0)|trackback(0)|イベント|2021-05-28_17:14|page top

「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」

イディッフの柴田さんと知り合ったのは、

3年以上も前のことだ。

梅田の催事で、チェコの文化を紹介するブースを持っていた彼女が、

いずれ刺繍の展示を企画したいと話を持ち掛けてくださった。


2年前の秋には、トランシルヴァニアに下見に来られた彼女をご案内した。

和装姿の柴田さんをお連れして、

ブラショフの民俗博物館、サチェレの民俗博物館や村の織り工場、

そしてセーケイ民族博物館を一通り見て回った後、

我が家のコレクションをお見せした。

最後には、アーラパタク村のおばあさん宅で実際に村の刺繍を見て頂いてからお別れした。


その間にパンデミックが到来し、

この企画も立ち消えになったと思い、諦めていた頃、

昨年の秋の終わりに連絡がきた。


こうして展示品のリストの作成、

展示品の解説や目録の記事の執筆、

現地の写真家を探し、展示品の写真撮影、展示品の発送など。

この数か月は、この仕事でかかりきりになった。


気が付くと4月、

企画展の告知もはじまり、

やっと展示会が近づくという実感がわいてきた。

残念なことに、私は自分の目で展示を見ることができないが、

刺しゅうを愛する人々に、

トランシルヴァニアの衣装と刺繍の美しさを十分に堪能してほしい。





横須賀美術館の企画展「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が


4月24日(土)~6月27日(日)まで開催されます。



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ショップオーナー所有のトランシルヴァニアの伝統衣装と刺繍が30点展示されますので、


ぜひこの機会にご覧くださいませ。


期間中はキットや刺繍作品など、ミュージアムショップでお買い物もできます。


ファッションプレス誌からの紹介はこちら


横須賀美術館HP

横須賀美術館FBページ(展示場の様子がご覧いただけます。)





comments(0)|trackback(0)|イベント|2021-04-01_16:41|page top

トランシルヴァニアの伝統刺繍を訪ねる旅


この春と初夏の時期に
「トランシルヴァニアの伝統刺繍を訪ねる旅ツアー」を募集します。

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フォークロアの宝庫である、
カロタセグ地方とシク村で過ごす一週間。
シク村ではアウトライン刺繍を、
カロタセグではイーラーショシュ、ビーズ刺繍を
村のおばあさんたちに習います。

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また村のお土産やさんや100年以上の歴史のあるカロタセグの朝市も訪れます。
民俗学者Kallos Zoltanの博物館を見学したり、
各地にある、清潔の部屋を訪ねることもできます。

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column2 (2)

イースターの時期には、
カロタセグ、ナーダシュ地方の日曜日の礼拝を、
初夏の時期には、
カロタセグ、上地方の信仰告白式の礼拝を見に行きます。

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極上の手仕事に見て、現地の素敵なおばあさんたちと触れ合い、
刺繍を体験することのできるツアー。
皆さまのご参加をお待ちしています。
(募集人数は5名さま以上で開催とします。)

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イースターを見る旅(初春のトランシルヴァニア)
4月9日(木)~15日(木)7泊6日 

信仰告白式を見る旅(初夏のトランシルヴァニア)
5月28日(木)~6月3日(木)7泊6日

ツアーの詳細、
お問い合わせはこちらまで

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comments(2)|trackback(0)|イベント|2020-02-14_20:41|page top

ルーマニアのブラウス展、ワークショップのお知らせ

*イベントまでの日にちが近くなりましたので、こちらのお知らせを先に表示いたします。


「トランシルヴァニア 森の彼方の物語 
刺しゅうワークショップとおはなし」と題して、
6/28(金)武蔵境にてワークショップとおはなしを行います。

トランシルヴァニア、カロタセグ地方の刺繍イーラーショシュの
赤いチューリップ、黒いリーフのブローチを作ります。(材料費1,000円)

「四季折々の自然に寄り添う人々のくらし」はお申込み、参加費なしです。

また、トランシルヴァニアのおばあちゃんたちの刺繍作品も販売いたします。


workshop.jpg
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午前の部 午前10時30分~正午(託児アリ)

おはなし 午後1時00分~午後2時00分
午後の部 午後2時30分~午後4時00分

場所:武蔵野スイングビル10階 スカイルーム(武蔵境駅)


こちらからお申込みいただけます。

(こちらはお申込みを締め切りました。

たくさんのお申し込みをありがとうございました!)

武蔵野市HP



6/29(土)、30(日)の二日間、

吉祥寺の駅前のビル、アルテ吉祥寺2Fセントラルコートにて

「ルーマニアのブラウス展」開催します。
(私は29日のみ在朗いたします。)
ルーマニアのオリンピックホストタウン武蔵野市の主催です。


exhibition small


「東欧の国、ルーマニアはフォークロアの宝庫です。
トランシルヴァニア、モルドヴァ、ワラキア、
バナート、マラムレシュ・・・。
その複雑な歴史を物語るように、
各地には多種多様な衣装が今なお残っています。

アンリ・マティスの絵画でも知られる、
ルーマニアのブラウス。
まるでルーマニアの各地を旅するように、
極上のブラウスを集めて展示いたします。」


アトレ吉祥寺HP


武蔵野市HP


皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。



comments(2)|trackback(0)|イベント|2019-06-30_20:07|page top

ショムヨーの精霊降臨祭の出来事

イースターの後にくる、宗教行事が精霊降臨祭である。
キリストの魂が鳥の形の精霊となって帰ってくることを祝う祝日である。

トランシルヴァニアのカトリック教徒にとって
最大の巡礼地がチーク・ショムヨーという村にある。
社会主義時代に宗教(特にルーマニア正教以外の宗派)が弾圧されていた時代にあっても、
人々は車で、列車で、徒歩で、
あらゆる手段でこの日にショムヨーの教会に集まり、ミサを行った。
90年代に社会主義時代が去ってからは、
さらにその宗教熱に拍車がかかり、今は巨大なお祭りのような場所となっている。

ここコヴァスナ県から北のチーク地方、ジェルジョー地方などの
セーケイ地方では、カトリック教徒がほとんどである。
そのためか、精神的にも保守的な傾向が見られるし、
民俗衣装もたくさん残っている。
この聖霊降臨祭のために、毎年、
100年以上も前の民俗衣装を箪笥から出して着ているという人にも出会った。

ショムヨーの大聖堂に収められたマリア様の像は、
涙を流すという奇跡が伝えられている。
この大聖堂の裏側の山には、18~19世紀の十字の像がたてられ、
キリストの受けた受難が刻まれている。
この険しい山をのぼり終えると、キリストの受けた受難のひとかけらでも
味わうような思いになる。
山の上には、ちいさな修道院が立っていて、
船型をしたカーブを描いた壁画がため息をつくほど美しい。

ここセーケイ地方から東へ、
カルパチア山脈を越えていったチャーンゴーと呼ばれる人たちがいる。
ルーマニア人に囲まれて暮らしたチャーンゴーは、
(特に社会主義時代に)ルーマニア語を強要され、
教会でも学校でも公的な場でハンガリー語を話すことはできなかった。
はるばるモルドヴァから訪れた巡礼者たちにとって、
この日だけは母国語ハンガリー語でミサを行うことができたのだ。
チャーンゴーのミサを行う教会はと尋ねても、誰も答えることができなかった。
丘の上の修道院の管理人に尋ねて、
「あの下の教会であるよ」と返事が返ってきた。
先ほど山を上ったばかりなのに、今度は下り道。
しかも、ミサのはじまりを知らせる鐘の音がなっている。
急ぎ足で坂道を下りていく。

教会への坂道に差しかかった時、
降りてくる人の群れと遭遇した。
2人の人に再会できるような予感がしていた。
ひとりは、私をチャンゴーの土地へ誘ってくれた
ハンガリー人の写真家チョマ・ゲルゲイ氏。
もう一人は、去年の夏に出会ったチャンゴーの女性メリツァ。

ミサを終えて出てくる信者たちの間に、
口ひげを生やし、髪を伸ばした初老の男性を見つけた。
早まった息を整えて、ゆっくり彼のそばに近づいていく。
驚いた様子で私を見たゲルゲイの瞳は、
昔のままのようでもあったし、変わったかのようにも見えた。
少し疲れたような、寂しそうな様子でもあった。
「すっかり年をとってしまったよ。」そういう彼に、
「私もよ。」と微笑んだ。

遠く韓国へハンガリー大使として赴任した息子の話をしたり、
先日モルドヴァで懐かしいチャンゴーの人に会ったことを
ぽつりぽつりと話した。
私はただ、涙があふれるばかりで彼の話を聞いていた。
立ち話は5分ほどだっただろうか。
「泣かないで。」と彼が言い、別れた。

留学時代に彼の講演会に立ち寄ったのが最後だったので、
16年ぶりに会うことができたのだ。
奇跡の再会の余韻に呆然としているうちに、
ピンクや赤の華やかなブラウスを装ったメリツァの姿が目に飛び込んできたが、
声をかけることができずやり過ごしてしまった。

やがて旦那や娘が遅れてやってきた。
長い年月のことを思い、
教会の裏の美しい夕暮れ時の原っぱの中に佇んでいるうちに、
いつしか日が傾いているのに気が付いた。

















comments(0)|trackback(0)|イベント|2019-06-09_15:22|page top