トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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トランシルヴァニアでゴボウ・パーティ

まさかこんなところで、ゴボウが豊作になるとは思いもしなかった。
ダンナが偶然にも持ち帰った
ゴボウの種・・・
これで今年はたくさんのゴボウが実ったのだ。

ICIRIPICIRI11083

日本からの野菜の種を植えることは、賭けである。
風土も気候も違うのだから。
セロリは全くダメ。
ニラはあっという間に、花が咲いてしまった。
シソは生えてきたが、ぱりぱりの乾燥したものなので
イマイチどう使っていいのやら分からない。
(もう雑草状態・・・)

boodsz 080

その中で、意外な発育を見せたのが水菜。
そして今回のゴボウ。

もちろん友人たちもこの不思議な根っこなど見たことも食べたこともないから、
ゴボウ尽くしのパーティは大盛況。
ただゴボウをてんぷらにしただけで、喜んでもらえるのだから
楽なものだ。

本当にこの太さといい、水分の多さといい最高のゴボウ。
ゴボウの産地をかかえる宮崎においてさえ、こんな品はスーパーでもまず見かけない。

それでも、どうしてこれほどまでにゴボウがこの土地を好むのだろう?
日ごろお世話になっているWikipediaで検索してみた。

「ゴボウ(牛蒡または牛旁、学名: Arctium lappa L. )は、キク科の多年草。ユーラシア大陸原産。」
縄文時代には渡来していたはずのゴボウ・・・
それを食するようになったのは、江戸時代から。
ということは、やはりあの根っこを食べるのには抵抗があったに違いない。

「ヨーロッパなどでは初夏に若葉をサラダとして食べることもある。」
とあるが、ここトランシルヴァニアではそんな習慣はない。

「第二次世界大戦中、
捕虜に食べさせる物が無かった旧日本軍は、
ゴボウを調理して捕虜へ提供したところ、
「草の根っこを食べさせられた」と捕虜虐待の汚名を着せられた話がある。
(はだしのゲンでその描写がある。)」
・・・そんなに、ゴボウを食べるというのは、珍しいことなのだ。
普段普通に食する私たちには、不思議でたまらない。

Wikipedia の素晴らしいところは、
各国の言語に対応しているので、辞書なしでも名前が調べられること。
私もMagyar(ハンガリー語)をクリックしてみた。

そして出てきた言葉 Közönséges bojtorján・・・
この名前を読んだとたん、みなの表情が変わった。
これは、ここトランシルヴァニアでも多い雑草のひとつだったのだ。

738px-Arctium_lappa02.jpg

確かにこんな花、見たことがある。
ゴボウの花だなんて、思ってもみなかった。
こんな雑草の根っこが食べられるなんて、皆も思ってもみなかっただろう。
ゴボウがこの土地で豊作の意味もこれでやっと分かった。

来年はもっとたくさん植えて、
市場へ持っていこう・・・そんな考えもよぎる。
トランシルバニアでゴボウが食卓にあがる日もそう遠くはないかもしれない。

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comments(8)|trackback(0)|トランシルヴァニア食文化|2008-09-30_07:04|page top

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あれ~偶然
 昨日我が家でも第一弾の小さく細い細い牛蒡を収穫したんですよ~。我が家のは村で売っていたロシア産の牛蒡の種。お店の人は葉っぱも根っこも食べると言っていたけど、感じでは根っこは食べた事無いみたいでした。
 
 我が家のは植えた時期が遅いのかもう小さくて、枝分かれした細い根っこももったいないから使うぐらい小さいです。でも香は抜群。香り高さは日本の牛蒡ではなかなかお目にかかれません。柔らかさも良かったな。
 ということで来年はもっと早くからきちんと植えようと思いました。
 牛蒡の花、そう言えば写真の花に似たもの、道ばたで見た様な…。来年は掘ってみようかしら。

 セロリ駄目ですか?おそらく日本の種が駄目なだけだと思いますよ。モルドヴァなどはセロリが料理に欠かせないらしく、芸術家さんはセロリ毎年必ず沢山栽培していて立派だし香も強いですよ。
 我が家はこれまた植えるのが遅い&植えた場所が悪くて育ちが遅かった物の、香はいいのでスープによく使います。ここに来てやや太って来たし。
 おそらく現地で種を探したら普通に育つと思います。東シベリアですら露地物ですから。

 そちらは土地が良いのですね~、村では紫蘇を育てても背の高さなんて10㎝に育てば良い方です。でも柔らかいし香り高いので紫蘇ジュースを去年は作りました。
 摘んだ派を塩茹でして、塩と酢に漬け込んだ物を砕いて天日干ししたらなんちゃってゆかりが出来ますね~。
 赤い紫蘇のようですし、プラムで梅干しを作って紫蘇とつけたらかなり梅干しに近い梅干しもどきが出来ますよ。我が家は紫蘇抜きでつけました。
意外や意外
また面白いお話を聞きました。
ゴボウは普通にキンピラなど美味しく
頂いてるし、
食物繊維たっぷりの有難いお野菜ですが、外国の方からみると、
ただの根っこですよね。
でも、アザミみたいな花は
私も知りませんでした。
水菜、いいですね~
これからお鍋の季節にピッタリです。

tulipanさんは、日本食が恋しくなることはありませんか?
そちらでも、日本食を作ったりしますか?

最近まで、何故か8月の記事から、
更新されてなかったんです
(私のPCがおかしいのかな?)
この下の記事も興味深い話題です。
楽しく拝見させて頂きます。
セロリは根っこ
越後屋さん、セロリは根っこの為に栽培しているようですよ。あの丸いものを摩り下ろしてスープにするのです。
これがまた美味しいのです。
私の一番好きなスープ。

ただ茎は、中がカスカスで香りはいいのですが、いまいちセロリを食べた気になれません。私は炒めるのがすきなのですが・・

こちらは根っこを食べ、日本では茎を・・本当に食文化の違いって面白いですね。

ちょうど偶然にもシベリアでゴボウを収穫されたのですね。なにかいいレシピがあるか、後で覗かせていただきます♪

シソの使い方も、教えてくださってありがとうございます!
私この方面のアイデアは全くないので、本当にシソも雑草のままになるところでした。
ユカリも梅干も、恋しい日本の味です。
日本食・・・恋しいです。
Carinaさん、そちらで8月からの記事が表示されていなかったのですか?
道理で・・・最近アクセスが少ないなあと思っていました。

私もゴボウの花なんて今はじめて知ったところです。地方出身なのに・・お恥ずかしい。
でもここトランシルヴァニアでは、どこにでも見られる雑草なのでよく見かけます。
あのトゲトゲが洋服にくっつくのです。

日本食はもちろん恋しいですよ。
日本の新米が早く食べたい。
お魚も・・
セルデリ
 セルデリ(セロリの事)は根っこを食べるのと茎を食べるのは別の種類です。我が家は両方を育てましたが、どちらも雪が降ってしまったので駄目になってしまったかも。

 一時帰国の移動開始前日にビニールのカバーはかけましたがもう駄目だろうな~。
別の種類
香りは似ていますが、
あの根っこは別の種類なのですね。
こちらは根っこ用しか栽培しないようです。
だから中がスカスカなのですね。

帰国の準備でお忙しいでしょうが、
どうぞお気をつけてください。

私も今から荷造りです・・・
ごぼうすごい豊作ですね
なにかこつがあるんですか?
Re: タイトルなし
はじめまして。
ごぼう栽培は、
こちらの土がどうやら適しているようです。

野生の種類で
ごぼうに似たものがあるので、
きっとそのためでしょう。

こちらでは、まだ食べる習慣がないのが
残念です。