トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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サンタが幼稚園にやってきた!

12月5日、その週最後の登園日にミクラーシュがやってきた。
ハンガリーでいう、サンタ・クロース。

ハンガリーのカレンダーを見ると、
日にちの横にはいつも名前が並んでいる。
本当ならば12月6日ミクローシュとある。
これが、ミクラーシュの名前の日。

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その日は、朝から子供たちはそわそわと普段以上に落ち着かない。
円になって、アドベントのリースを囲んで座っている間も
「ミクラーシュはいつ来るの?」とささやきあっている。
今週はアドベント1週目だから、
ひとつのロウソクに火を灯す。
オレンジ色の優しい光を見つめると
体の芯がホカホカと暖かくなるようだ。

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子供たちは先生の後をついで、
ミクラーシュの詩を朗読する。
それから、歌を歌いながら電車ごっこ。

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廊下に出ると、先に男の子がお手洗いに。
女の子たちは、先ほどの歌の続きを歌っている。
それから、こんな盛り上がりも見せた。

mikulasnap 156

続いては女の子がお手洗いに行く間、
男の子たちが待つ番。
男の子はというと・・・他愛のないことで大騒はしゃぎ。

mikulasnap1122.jpg

いつものように10時のおやつが始まる。
お祈りをして・・・いただきます!

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さて食事の後は、いすを遊び部屋に運ぶ。
子供たちはミクラーシュが来るのを今か、今かと待ちかねている。
たまりかねて、窓から外をチラチラと覗き見する子も。

mikulasnap 197

やがて・・・ピンポーン!
とインターホンが鳴り響き、緊張が走る。
先生が出ると、何だハンナのお母さんだそうだ。

それからもざわざわとおしゃべりが始まると、
突然低い声で
「 ここかね。ユーリア先生のクラスは。」
振り返ると、そこには真っ白なおひげのミクラーシュおじいさん。

mikulasnap 216

あっ、来た!!!
子供たちのこの嬉しそうな顔ときたら。

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大きな赤い袋を抱えたミクラーシュは、
「 荷物が重いので、手伝っておくれ。」と声をかける。
すると男の子たちはすぐに飛んで行った。

ミクラーシュが重い腰をいすに下ろす。
子供たちはまだ夢から覚めやらぬ風で、
じっと白ひげのおじいさんの挙動を見つめている。

mikulasnap 221

先生がミクラーシュの詩を朗読するように促して、
みんなは元気よく大きな声で暗唱した。
そして、サンタさんは一人ずつ子供たちを呼び寄せる・・・・

いつもの元気はどこへやら、
はにかんだような表情を見せる女の子。
まだ怖くて、ミクラーシュに近づくことすら出来ない年少の子。
今は詩や歌をうたう気分じゃないと訴える子。

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それでも、ミクラーシュが優しく子供の肩を抱き、
よく通る低い声で語りかけると、
まるで、つぼみがほころんだように
すてきな表情を見せる子供たち。

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bogi.jpg

アヴィゲールの両親はハンガリーに出稼ぎに行っているので、
普段はおばあちゃんが面倒を見ているという。
「 夏にお母さんたちのいるブダペストに行ってね、
  海岸にも行ってきたのよ。」
「 ブダペストに海があるのか?」と驚いたミクラーシュおじさん。
(ハンガリーには海がありません)

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普段はあまり幼稚園に姿を見せないぺトラ。
懐から紙を取り出して・・・

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驚いたことに、長々と詩の朗読を始めた。
識字教育が遅いトランシルヴァニアでは、珍しいこと。
家でお母さんが教えてくれたとのこと。

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「 チャナード!」 と一人の男の子の名前が呼ばれる。
クラスで一番の暴れん坊である。

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「 クラスのみんなと仲良くしないとだめだぞ。
  いつもバラージュとおもちゃを取りあうそうじゃないか。
  ほらあっちへ行って、バラージュに優しくするって約束しなさい。」

mikulasnap 304

チャナードは息子のところへ行って、仲良し宣言をした。
普段から息子は、この子のすることが気になって仕方がないらしい。
悪いこともするが、それだけに魅力的なのだろう。

「 話したついでに、バラージュ。」 と息子の番がきた。
ミクラーシュおじいさんの言うことに、珍しくじっと耳を傾ける息子。

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「 困ったことがあるときは、
  泣かないでちゃんと先生に言いなさい。」
息子はおとなしくうなづく。

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そして、遊び歌を歌い始めた。
「 丘でクルミを割りましょう。
  どうかお願い、よく見てください。
  そして、地面にしゃがみましょう。よいしょ。」

あれ、本当はキラキラ星を日本語で歌うはずだったのに・・・
「 バラージュ、星の歌は?」と先生が聞いても、
忘れたの一言。
プレゼントをもらって、さっさと座ってしまった。

忘れられない素敵な思い出をくれたミクラーシュおじさん。
今夜もよい子の家にプレゼントを届けにきてくれる約束をした後、
帰っていった。

次はまた来年・・・
みんながよい子でいたならば、きっとまた会える。

mikulasnap 333


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子供たちの素敵な表情がよく撮れてるねーー。
母親目線だねー。
大樹くんはにんにくじゃなくていいプレゼントがもらえたね。
なるみちゃんは宮崎からキスを送ったよ、と伝えてね。
ナルミちゃん、ありがとう~!
子供って、本当にみんな天使のよう!
いい表情を見せてもらって、
私自身とても癒されました♪

大樹もプレゼントがもらえました。
ナルミちゃんのキス、受け取ったよ~。
ありがとう☆
大樹はまた、焼きおにぎりのこと話していました。