トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

カテゴリー

FC2カウンター

カレンダー(月別)

08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

これまで書いた記事は・・・

全タイトルを表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Feed Me!

トランシルヴァニアへの扉  - Erdely kapuja-のRSSフィード

ブログ翻訳

昼前の散歩

カレンダーも2月に変わると、
太陽も長く空にとどまり、
その光も暖かさを増してきている。
同じ冬でも、12月とはだいぶんと違う。

今週は、息子の幼稚園もお休み。
町へお出かけすることにした。

朝はそれでも空気が刺すようにつめたい。
車の窓ガラスには、展覧会さながらの
すばらしい絵が飾られる。
息子とはしゃぎながら、
車の窓を覗いては「これ、見てみて!きれい!」と叫ぶ。

これは真冬の流星群。

Februar 003

これは雪の万華鏡。

022.jpg

バス停の前で立ち尽くしていると、
目の前を馬車が通り過ぎる。
毛並みのよい茶色い背中に、朝日が反射する。

Februar 008

町で一通り買い物を済ませた後は、
スーパーで買ったりんごをかじりながら、
町ゆく人たちを眺める。
小さい町だから、偶然に知り合いを見つけることも
珍しくない。
この日も、友人を見つけて立ち話をした。

Februar 014

緑の欠けた公園では、
雪の中にこんなものも横たわっていた。
さやに入った豆。
色は、茶色と真紅のあいだ。

Februar 015

長さは、50cm近くはある。
これ、何に使うのだろう。

Februar 016

この日はまだ、雪が残っていてまだ寒かった。
その数日後、
雪はすっかり跡形もなく消えていて、
黒い土がしっとりと湿っていた。

町の中心にある公園には、
並木の陰が映し出されていた。

Februar 156

町の中でも好きな風景のひとつ。
栗の木の並木。
5月のはじめには、
魔法のようにしゅっと芽吹き、
大きな葉をいっぱいに茂らせるだろう。

Februar 157

右に左にうねった土色の枝の合間には、
青空がのぞいた。
色の失われた日常だからこそ、
こんなに鮮やかに見えるのだろう。

Februar 164

夏の日曜日には、管楽器の演奏が行われる舞台。
19世紀からつづくこんな習慣にも、
ヨーロッパ特有のゆとりを感じさせる。

Februar 165

クリーム色の建物は、町の図書館。
ここを利用するのは、今回が初めて。

Februar 168

子供の本を借りた後は、
坂を上って見晴らしのよい教会の前に出てくる。
普段はあまり来ることのない、ルーマニア正教の教会。
ナイーブアートのような宗教画が、
壁面を埋め尽くす。

Februar 173

教会の前にあるお墓からは、
町の向こう側の風景がずっと見渡せる。
なだらかな丘に望むのは、町で一番古い要塞教会。

Februar 175

やがて正午の鐘の音を聴きながら、
帰りの道を歩いていると、
反対方向から小走りで駆けてくるブタに出会った。
私たちと同じように、家路へと急いでいるのだろうか。

piggy.jpg

こんなのどかな光景を目の当たりにすると、
なんだかほっとする。
まだまだトランシルヴァニアには、
西欧諸国では失われてしまった
いいものが残っている。

春を待つトランシルヴァニアの生活。
もうあと2ヶ月は続くだろう。


トランシルバニアをあなたの心に・・・
                 クリックをお願いします。→にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ




スポンサーサイト

Theme:ルーマニア
Genre:海外情報

comments(2)|trackback(0)|トランシルヴァニアの町|2009-02-06_22:20|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

非公開コメント

いつも美しい写真に、
心が冬に閉じ込められたような感覚に陥ります。
想像だけですが、冷たい風を肌に感じ、
世界の営みがしんしんと肌に染み入るような感覚。
それに息子さんの笑顔にいつも心が洗われるようです。

私の住んでいるところに比べると
「なんて何もないんだろう」と思います。
この静けさの中に閉じ込められたものをヒシヒシと感じます。

本当に素敵なブログありがとうございます。
こちらこそ、ありがとうございます!
Tibiさん、素敵なコメントをいつもありがとうございます!
心が冬に閉じ込められたような感覚・・・
そんな風に感じていただけてうれしいです。

余計なモノがないことって、
今の時代になんて幸福なことかと思います。
だからこそ、大都会で見失ってしまった
植物や小さな虫の息づかいに
感動できるのでしょうね。

もう上海は暖かいのでしょうか。
こうして世界あちこちの方に
見に来ていただけて有り難いです。