トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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トランシルヴァニア、春の森の妖精たち

4月の半ば、
あたたかな日差しのふりそそぐ土曜日。
ご近所の家族といっしょに
森へ散歩へ出かけた。
私たちの住むところから、
村のはずれの森までは徒歩約15分。

ふさふさと生まれたての緑の谷間からは、
小川が流れている。
心地よいお天気。

IMG_5771.jpg

前方に、ヤギの群れが見られた。
これもまた生まれたてのコヤギたち。
ほっそりとした体を、フワフワの白い毛並みが
やさしく包む。

IMG_5762.jpg

私たちが近づくと、
おびえて逃げてしまった。
番をしているのは、小学生くらいの子供だった。

IMG_5768.jpg

まだ森では、新緑がうっすらと膜をはっているだけ。
冬の名残を残す枯れ色と、
春の若草色が混在する。

IMG_5773.jpg

森の中へ入ると、
ひんやりとした空気とともに
落ち葉のじゅうたんに迎え入れられた。
子供たちは長い長い木の枝を見つけて、
一生懸命に運びはじめた。

ki3.jpg

ほら、こんな真っ白なお花がいっぱい。
夢中で花を摘みはじめる子供たち。

IMG_5799.jpg

そのやわらかな花びらの曲線、
鮮やかな緑の葉っぱは、
まさに妖精そのもの。
よくもこんな日の光の少ないところで
花を咲かせたものだ。

ki6.jpg

葉っぱのような鮮やかな緑のお花。
「 ママ、これ何ていうか知ってる?
  ケチケテイ(ヤギのお乳)だよ。」と息子。
「 だからそう言う。
  切ると、白い水が出るから。」と少し不思議な日本語で、
植物博士にでもなったかのように話す。

ki8.jpg

やがてカエルたちの住む水溜りを発見したり、
湧き水で一息ついたり。
子供づれだと、なかなか先へと進めない。

「 これ、何か分かる?」とダンナ。
秋にリスが拾って隠した種が、
そのままになって残ってしまい、
春の暖かさで芽が出たもののようだ。
忘れんぼうのリスが残した、素敵な宝物に目を見張る。

ki2.jpg

森の中でかくれんぼ。
耳を澄まさなくても、
森の中は鳥の歌声が絶えず響いている。

ki5.jpg

あ、見ーつけた!

ki7.jpg

木々の隙間から差し込む
わずかな木漏れ日を受けて、
こんなに美しい白い花が生まれる。
なんて心地よい静けさ。

ki4.jpg

このあたりでお昼ご飯を始めよう。
リュックサックの中から、
ブタの脂身、ウィンナー、たまねぎ、ジャガイモにパンを出して、
薪をくべる。
木の枝にブタの脂身を刺して焼く。
ハンガリー流のバーベキュー。

IMG_5802.jpg

お肉や野菜を焦がさないように、
口に水を含み
ワイルドにそのまま吹きかけるお父さん。
こうして炭焼きにするとおいしく出来るのだそう。

ki9.jpg

ブタの脂身のしみたトーストはもちろん、
炭で焼いたジャガイモは最高においしい。
お昼をいっぱい食べて、
森の美しさを満喫する。
と不意に、雨つぶが降りかかってきた。

4月の変わりやすいお天気は、
春の遠足を中断させてしまう。
急いで森を抜けて、谷間を歩く。

ふと、こんな美しい花に出会った。
フワフワとした綿毛に、
不思議な深みのある紫色の花。
数が少ない、保護された植物のようだ。

IMG_5807.jpg

流れ移り変わる季節の中、
今だけでしか見られない植物たち。
しっかり目を凝らして、
この春の奇跡を観察しよう。

ki10.jpg

次には、森の中でどんな妖精たちが待っているのか
楽しみである。



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comments(3)|trackback(0)|自然、動物|2009-05-01_21:58|page top

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非公開コメント

No title
まだそちらは冬の名残りがあるんだね。

色んな植物を見ることができて良かったです。

大樹君は相変わらず日本語も話せてるようで
すごいね。

今頃の季節だったら、旅行するのには最適なのかな?
春の遠足
ちょうど緑が吹く前なので、
森の中も明るかったし、
たくさんの可憐なお花が見られました。

これからは緑の季節になり、
キノコたちが生えてきて、
また森はにぎやかに彩られます。
いつの季節も、
森のお散歩は楽しいですよ。

大樹もなんとか日本語を、
少し時々変だけれど
がんばって話しています。
次に会えるのが楽しみだね。
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