トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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トランシルヴァニア名物、焼きナスのパテ

7月から9月にかけて、
どこからか焼きナスの香ばしい香りがただよってくる。
ナスを焼いていたら、
きっとあの「焼きナスのパテ」を作っているに違いない。

イェッド村でも、ナスを買っていくと
カティおばさんが
「 じゃあ、ビネテ(焼きナスのパテのこと)を作りましょうか。」
とさっそく、大きなナスをかまどの中へ次々と入れていった。

木を燃やしたあとの炭でナスをじっくりと焼く。
中までやわらかくなったら、
取り出して手で皮をむく。
「 水を入れた器をよこにおいて、
手をぬらしながらむくといい。」とカティおばさん。

真っ黒い皮をきれいにむいたら、
中を開いてまな板の上におく。
少しななめにして、中の汁を流すといいそう。
「 この汁は、苦いからね。」

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こうしている間に、おしゃべりをして時間をつぶす。
ほら、お隣さんもやってきた。

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やがて、ナスの汁が出てしまったら
木のべらでナスをしっかりたたく。
包丁でしたら、ナスが黒く変色してしまうので
木製を使うのがポイント。

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それから、刻んだたまねぎを
油でよくいためる。
旦那のレシピでは生たまねぎを入れるのだが、
ここでいためるとたまねぎが甘くなって、
やさしい舌触りになる。

それから、クライマックスは
なすとたまねぎに油を入れてかき混ぜる。
ここでしっかり混ぜると、
味がしっかりと混ざり合う。
お塩も少々。
「 見て。ナスが白くなってきたでしょう。」

kopjafa 373

これで出来上がり。
焼きたてのパンをスライスして、
たっぷりとペーストをのせたら、
炭の香ばしさとナスの甘さがとろけるよう。




イェッドの生活も4日目をすぎたとき、
カティおばさんの息子さんからの電話があった。

生まれたばかりのお孫さんの洗礼があるので、
カティおばさんをハンガリーへと呼び寄せるという話。
おばさんは、「 もう、あんな遠くへ行くのは億劫なんだけど・・・。」
といいながらも、愛する末息子と孫に会えるのがうれしそう。

村とのお別れの日は、こうして突然にやってきた。

息子は、カティおばさんのひ孫のクリスティーナと
もう仲良しになった。
いっしょにお花をつんだり、
カタツムリを捕まえたり・・・初めてのジプシーのお友達。

kopjafa 398

カティおばさんの娘さんのご家族。
夕暮れ時の通りで集う、
いつもの風景。

jeddi csalad1

よそ者をあたたかく迎えてくれるジプシーの村、
イェッド村とこうして別れを告げた。


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comments(6)|trackback(0)|トランシルヴァニア食文化|2009-09-17_11:46|page top

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焼きナスのパテ!!
Bがよく作ってたね。私も大好きな味!!
日本で作ろうとしてもなかなかあのおいしさが再現できなくて残念><
パンに塗って食べたーーーーーーーい!!!
Re: タイトルなし
なるみちゃん、焼きナスのパテの味
覚えていてくれてありがとう!

日本のナスでは水気がおおくて、
やっぱりこちらの味にはならないようです・・・。
米ナスならできるかも。
こちらは、ヒマワリ油と塩だけで味付けするけれど
マヨネーズでもいいです。

セーケイ地方のジャガイモ入りパンに
この焼きナスのパテだけで、もう十分美味しい!
茄子のペースト
 茄子のペースト美味しそうですね~。こちらも茄子のイクラ(貧乏人のキャビア)という料理がありますが。そちらの方がシンプルでその分味の善し悪しが判る様な気がします。
 今年は夏に八百屋が休んでしまって茄子を買うことが出来なかったので挑戦出来ませんが、いつか試してみたいです。
Re: 茄子のペースト
越後やさん、シベリアのナス料理も美味しいのでしょうね!
イクラといわれるからには、粘りがあるのでしょうか。
こちらのお料理も素材の味を楽しむものが
多いようです。

寒暖の差が激しいので、野菜も美味しいです。
もうそちらはナスのシーズンが終わりなのですね・・・
気候の差を感じます。

これからはかぼちゃ料理が楽しみです♪
No title
おいしそうな料理!をありがとう(^-^*)
今年の夏にはカティおばさんのビネテを作ってみます。
カティおばさんにヨロシクねッ
Re: No title
日本で言うと米ナスだと
水分が少ないので、上手くいくと思います。
オリーブオイルと混ぜても
いいそうです。
秋茄子の時期にいいですね。