トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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春の赤タマゴ

日本からの長い長い旅路をへて、
再びルーマニアに降り立ったのは4日の深夜。
これから、さらに3時間以上も離れた町へと向かう。
長旅の疲れで、すぐに眠りについた。

「 ほら、見て。
墓地にロウソクが灯っているよ。
今日はイースターの祝日だからね。」
ぼんやりした意識のなか
目に映ったのは、
暗闇をほんのりと照らす
ロウソクの光と、それを手に携える老婆のすがた。

再び、この不思議の国にやってきたのだ。



北国の春は、足元からやってくる。

雪が解けたあと、
地面には真新しい緑が覆いはじめる。
木々にはもう丸々と膨らんだつぼみが、
びっしりと張り付き、
緑がはじけるのを今か今かと待っているようだ。

05.04.2010 01-28-14

イースターの日曜日。
お姑さんのところで昼食をいただいた後、
タマゴを赤く染める。

ずいぶんと太陽の光が力強さを増してきた。
表からは、新鮮な緑の草を
いただいてきた。

04.04.2010 23-03-12

このやわらかな若草を
ひとつひとつ摘んで、
タマゴの表面にそっとのせて、
ストッキングで包む。

04.04.2010 23-08-13

ギュッときつくしばってから、
染料をまぜた赤いお湯の中へ。
数分ほどおいて湯気とともに出てきたのは、
真っ赤なゆで卵。

04.04.2010 23-49-50

ストッキングをゆっくりとはずすと、
春の植物が
真っ白な影をかたちどった。

husveti tojas

イースター・マンデーには、
ハンガリーの男性たちは古くから
女性を花に喩えて水をかける習慣がある。
そして、女性はその代わりに
赤いタマゴをプレゼントする。

タマゴに描かれた文様には、
波や星、カエルやニワトリのトサカなど
不思議なものが多い。

06.04.2010 19-35-10

赤いタマゴではじまる、トランシルヴァニアの春。
イースターエッグをあなたにも。

06.04.2010 19-30-02




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comments(10)|trackback(0)|文化、習慣|2010-04-14_03:34|page top

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赤いタマゴ!
その赤い染料に自分自身を染めてみたいくらい
引きつけられる赤です。
草花が白く浮き出て
私もぜひ、トライしてみたいと思いました。

イースター、、、
あまり物事を知らない私には
童話の中のようなイメージ。
調べてみると『春分の日の後の最初の満月の次の日曜日』に
祝われることが多いのですか?
年に日付が変わるようですね、、、
こちらも旧暦のひな祭りか
となりのあのおばあさんが
ハサムッチーという
島伝統のお菓子をくださいました。
自生のよもぎをふんだんに使ったお餅を
ゲットウの葉で蒸した凄い緑のお菓子です。

色が奏でる習慣。。。
ステキですね。
素敵です!今までタマゴに直接絵をかいていました。こんなふうにすると素敵なイースターエッグできますね。
Re: タイトルなし
季節の色って、
どうしてこんなにも素敵なんでしょうね。
その季節季節に、
足りない色、人が潜在的に
求めている色合いなのかもしれません。

クリスマスには、モミの葉のグリーン、
そしてイースターには赤。
喜界島のヨモギの緑もきっと、
美しいのでしょうね。

今までの白い世界から脱して、
ようやく緑が見られるようになりました。
そしてこれから、
花々もより色鮮やかさを増してきます。

そう、イースターは毎年違う日なんです。
満月を基点に考えるのは、
古い日本の旧暦にも共通しています。

カーニバルで大騒ぎをした後は、
ずっと長い断肉期になるんです。
そしてイースターの日曜日にやっと、
またご馳走が食べられる。

キリストの復活という意味が加わる、
ずっと前から、行われてきた行事。
春を祝う気持ちは、
どこでも同じですね。

Re: タイトルなし
伝統的には、
馬の毛を通したペンのようなもので
ロウをつけて模様を描くのですが、
最近はこのような、印刷式の
やり方も出てきています。

春に芽吹いたばかりの植物のかたちも、
こうしてタマゴの模様として
ずっと残るわけです。
とても簡単ですし、ぜひやってみて下さい。
ヨーロッパに戻ってきたんだね!お帰りなさい!
つかの間の地元はどうでしたか?

ところで今年は私もタマゴの色づけに初挑戦したよ。でもうまくいかないもんだね・・・
この画像みて、なるほどストッキングや植物を使うとさらにすてきなタマゴちゃんができあがるのね。
勉強になりました。
私なんて、セロハンテープを好きな形に切ってタマゴに貼り、それを染料の入ったお湯にドボンとするだけ。
センスのないタマゴに仕上がりました(笑)

御家族のみなさんによろしく♪
Re: タイトルなし
Manamiちゃん、無事に帰りました。
お母さんやお姉さんに
とてもお世話になりました。
もう二番目の実家みたいです。

そちらでもイースターエッグ作ったんだ。
お祝いの習慣も、同じなのかな?

まだブログを訪問できいていないので、
アドレスを教えてください。
夏にManaちゃんが帰る前にでも、
ウィーンにいけたらいいなと
思っています。
水かけ
あ、そうだったのですか。
女性に水をかける、古くからの習慣。。。

そこから、サツマーレなど、ハンガリー人のおおい市では、女性に香水をかける、現代的な習慣になったのですね。。。きっと。
Re: 水かけ
Misuさん、
イースターの習慣の起源は古く、
キリスト教以前のもののようですので、
この水かけやイースターエッグの習慣には
あまりよく解明されていない、
それ以前の信仰が表れているようです。

伝統的なやり方ですと、
男性グループが
バケツいっぱいにくんだ水を女性にひっかけるという
かなり激しかったようですよ。
こちらは玉葱の皮で茶色い卵を作るのが伝統的です。
でも今は色々なグッツが村の様なド田舎でも手に入るので茶色い卵が逆に新鮮です。
Re: タイトルなし
こちらも伝統的には、
玉ねぎの皮で染めますが、
今は染料を使う場合が多いです。
赤卵がたくさん出回っているから、
茶色い卵は流行らなくなったのでしょうか。

ゆでた卵と卵をぶつけて、
割って遊ぶ習慣もあるみたいです。