トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

カテゴリー

FC2カウンター

カレンダー(月別)

02 ≪│2017/03│≫ 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

これまで書いた記事は・・・

全タイトルを表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Feed Me!

トランシルヴァニアへの扉  - Erdely kapuja-のRSSフィード

ブログ翻訳

旅のはじめに

8月の半ばも過ぎた頃、
降って沸いたようにして、
旅の誘いがかかった。

革職人の友人夫妻がブダペストの市に出かけるので、
車に乗せてもらえるという有難い話。
早朝5時に集合して、町を出た。

ミルク色した霧の中に、
村が浮かび上がる。
もう秋の気配が漂う。

トゥルグ・ムレシュの町についたのは、
8時過ぎだった。
一時間ほど時間があるというので、
迷わずイェッド村へ向かう。
去年の夏に、5日間を過ごしたところ。

見覚えのある子供も、
もうこんなに大きくなった。

IMG_2115.jpg

カティおばさんにご挨拶をして、
3ヶ月前に忘れたものを受け取った。
「 ねえ、セイコ。言ったでしょう?
 どんなものでも、私のところにあれば大丈夫って。」

ピンク色の壁のお家は、
ただ今キッチンを改装中。
どんな素敵な空間になるのか楽しみだ。

IMG_2112.jpg

向かいの家では、
長男のピシュタの家を作っているところ。
一年ほど消息を絶っていた息子の連絡に、
どんなにか心を落ち着かせたことだろう。



さらに車を走らせる。
やがて盆地のしたに
クルージ・ナポカの町が広がっているのを見ると、
懐かしい思いが胸を突いてくる。
大学時代の半年をすごした町。

8月の20日といえば、
ハンガリーの初代国王イシュトヴァーンがキリスト教を受け入れ、
建国した記念日。
歴史的に重要な町であったクルージでも、
式典などが行われている。

ハンガリー王国の黄金時代を築いた
マーチャーシュ王の生家の前に市が立つ。

IMG_2157.jpg

聖ミハーイ教会は、町のシンボルである。
変わっていく都会の景観のなかで、
ここだけ中世が息づいている。

IMG_2165.jpg

クルージのメインストリート。
はじめは一人で歩いていた学生時代。
やがて旦那が横にいて、
今はこうして息子も一緒にいる。

IMG_2174.jpg

街を歩いていて、驚いた。
黒い電線が、
まるで蜘蛛の巣のように張りめぐらされている。

IMG_2186.jpg

駅から電車に揺られて40分。
いつもの無人駅で降りる。

IMG_2204.jpg

ナーダシュ川と呼ばれる、
葦でいっぱいに覆われた小川にそって、
点在する村のひとつ。
ボガールテルケ村。

小さな一本道に立っていると、
耳のそばで風花がそよそよとささやき始める。

IMG_2208.jpg

ニワトコの黒い実が、
頭をもたげている。
つやつやとした黒い粒が、
まるで宝石のように輝いている。

IMG_2209.jpg

カロタセグの旅がはじまった。




トランシルヴァニアをこころに。

にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ


にほんブログ村
スポンサーサイト

Theme:ルーマニア
Genre:海外情報

comments(0)|trackback(0)|セーケイ地方の村|2010-08-28_07:40|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

非公開コメント