トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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オープニングセレモニー

11月10日、18:00に幕を開ける。
半年前から準備していた展示会。

ICIRIPICIRI45 190

私たちが会場入りしたのは、
午後5時だった。
誰もいないひっそりとした会場は、
照明のまぶしい光を浴びて、輝いていた。

arapatakikiallitas 008

やがて、せきを切ったように
どっと人の群れが押し寄せてきた。
知人や友人たち、そしてアーラパタクの村の人々。
ハンガリー、ルーマニアのTV局や新聞社からの特派員。
気がつくと、会場は黒い人だかりで埋まっている。

arapatakikiallitas 035

ひとりひとりと話しているうちに、
あっという間に会場の中心でセレモニーがはじまった。

開会の言葉は、
私たちに展示会場を提供してくださった
コヴァスナ県知事のタマーシュ・シャーンドル氏。

アーラパタクの歴史に触れながらも、
「 今後はアーラパタクの手芸を支援していくよう考えている。
 さまざまな手作り市への参加を呼びかけ、
 県の特産品として刺しゅうを奨励するようにしたい。」との意思を語った。

それから、国立セーケイ民族博物館の
館長ヴァルガ・ミハーイ氏がつづく。
「 この展示は、博物館職員ではなく、
 外部の民俗学者が主催した展示である。」と私たちの功を労う言葉があった。

最後にダンナのスピーチが締めくくった。
「 ジプシー化が進み、住民が激減していく村を救うことはできない。 
 今こそ、少ない村人たちが手を取って、
 手仕事の文化を伝えていくべきだ。」

会場は厳粛な雰囲気に包まれて、
オープニングが幕を閉じた。
私たちの肩の荷も下りた。

arapatakikiallitas 016

地元の新聞社ハーロムセーク紙では、
危機にさらされた地元の刺しゅうという題で記事が載せられた。
「 稀をみる美しい手仕事の数々で、
 会場には冷たさとあたたかさが共存していた。」
 
なお刺しゅう展のオープニングの様子は、
以下のHPにてご覧いただけます。

Plusz Portal

Sepsiszentgyorgy.info


Lapszemle.ro

Szekely Hon.ro



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comments(8)|trackback(0)|イベント|2010-11-14_16:43|page top

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No title
すごいすごい!!
異国の芸術文化を勉強するだけでなく、広めるなんてすごい!
簡単そうにみえるけど、誰にでもできないことだよね。
ルーマニアに住んでいること、バーリンとに豊富な知識があること、おかあさんも針仕事をしていること・・・いろんな偶然が重なってこんなにも大きな行動につながったのだと思います。
これからも今そこにいるからできることをたくさん探して、私たちに伝えてね。
ホームページの着物(浴衣?)姿、似合ってます^^
No title
思った以上の素敵な展示会に驚きました。
tulipanさんの着物姿もやっと拝見でき、感激です。
大きな役割をされましたね。
皆の気持ちに灯をともしながら だんだんと
また素晴らしい伝統を伝えて行けるといいです。
会場の雰囲気や、展示ケースも
素晴らしいです。
Re: No title
どうもありがとう!
大学時代に研究したことを
日本で生かすことができなかったけれど、
その時代も無駄ではなく、母のもとで手芸とかかわっていたことは
大きな財産だと思います。

やっと展示会が終わって、
気持ちにゆとりが出てきて、
なるみちゃんのHPを探したところでした。

妹さんと二人、
母校でコンサートを開いている姿、
素敵だと思いました。
私も同級生として誇りに思います。
これからも、
音楽の素晴らしさをたくさんの人に伝えてくださいね。

あれ一応、着物なのだけど、
親から着付けがひどいとお叱りの言葉を受けています。
草履がないので、下は登山靴(笑)。
日本で着付けを習わないと。
Re: No title
霧のまちさん、どうもありがとうございます。

町の近くにあるのにかかわらず、
ここ数十年、
陽の目を浴びることがなかった伝統の美しさを
再確認していただけたなら
本当に価値があったと思います。

エテルカおばあさんを訪ねて記事を書いたこと、
お兄さんのゾルターンさんを訪ねたこと、
それから他のお宅の扉をたたいたこと・・。
すべてが連鎖しているように思います。

日本でトランシルヴァニアの文化、手仕事を伝えること、
その前に、ここ地元で何かをすることができたのは
大きな自信になりました。
また次なる展示に向けて・・。

今度はきちんと着付けを学んでから、
お目にかけたいと思います。
No title
これだけの展示とても大変だったと思います。
こちらでも展示スペースの余裕が有るが故にいかに展示をするかというのはとても難しいです。

本当に素敵。ため息がでる手仕事のかずかずですね。
県知事の意思が継続され、新たな担い手が生まれる事をせつに願います。
Re: No title
越後やさん、
この大きな会場を埋めるのは
本当に大変でした。
展示品の量が多すぎてもいけませんし・・。
こういう時には、
一人でなく人の意見が大切ですよね。

博物館の展示品は3点だけ、
他は村人たちから借りてきたもの、
私たちが収集したものからなります。

最近は博物館でも写真だけを展示するものが多いようで、
実際のモノを展示する
今回の試みは博物館で働く人たちからも評判が良かったようです。

県がこうして動いてくれると、
人口の減少は止められませんが、
せめて文化だけは継承されていくと思います。
この展示でどう変わっていくか、
楽しみです。
展示会おめでとうございます^^
いつも拝見しております^^
いろんなところ回って大変でしたよね、
いいものが出来たようで^^
追記の記事期待しています。
どうもありがとうございます。
Thomasさん、どうもありがとうございます!

いつもブログをご覧いただきまして、
うれしく思います。
村での収集は、もう6月頃からはじめたので、
ちいさな村ですから、私たちのことはもう知れ渡っています。
展示品のおよそ半分は、
私たちがジプシーたちから買い取ったものです。
村の人たちすべての協力は得られなかったので・・。

展示会は後は博物館に任せてあるので、
最後の仕事は村の人たちに
作品をお返しするのみです。
展示は、来月5日まで開かれています。