トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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幼稚園にやってきたカーニバル

ある日、白雪姫幼稚園に二匹の化け物がやってきた。

毛むくじゃらの茶色い顔には、
丸く見ひらかれた目、
ピンク色の唇からは赤いベロがたれている。
その上、耳には赤や青や灰色の
大きな耳飾りがぶら下がっている。

IMG_2986.jpg

その二匹がミツバチ組に足を踏みいれると、
子どもたちはすぐにその気配に気がついて、
おそるおそる近づいていく。
すると、そのとたん、

IMG_2994.jpg

「ヴー!!」
毛むくじゃらは、ものすごい声をたてて飛びかかろうとする。
子どもたちは大騒ぎで、部屋に逃げもどっていく。

クルージ・ナポカに在住のPretzelの哲哉さんと由希さん。
日本人のお客様を、子どもたちは大喜びで出迎えた。
マスクはもちろん手作り。

見ると無性にかぶりたくなってくる、
愛嬌のある顔。
そのかわいい毛むくじゃらにみんな夢中。

IMG_2998.jpg

部屋の中で、おびえていた子どもは
まだ2歳のゲルグー。
先生に抱かれたまま、降りてこようとしない。
「 大丈夫。ほら、かぶっていたのは子どもでしょう。」

IMG_3000.jpg

ちょうど、その日は
息子のクラスでカーニバルが開催された。
人々は冬の終わりに、
羽目を外して歌い踊り、飲み食いをしてから、
長い謝肉の時期を過ごすことになる。

youchien.jpg

子どもたちは自分たちで
その役柄を決め、イヌやネコ、クマやヒツジなどの
動物に仮装している。
また、花嫁さんに花婿さんが登場するのは、
結婚式をパロディするためである。

youchien3.jpg

仮装をして歌い踊る子どもたちは、
いつもよりもずっと元気がいい。

youchien2.jpg

子どもたちの元気なパワーで、
外の雪も寒さも吹っ飛んでしまいそう。

youchien4.jpg

お客様もいっしょに、みんなで楽しく踊る。
この大騒ぎは、
長い冬を過ごすのに欠かせない要素だったに違いない。

youchien5.jpg

飛び入りのお客たちが帰ったあとも、
子どもたちの笑い声はいつまでも響いていた。






トランシルヴァニアをこころに。

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comments(5)|trackback(0)|ルーマニアの育児|2011-03-01_23:55|page top

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No title
お久しぶりです。
何だか読んでいてほっとするというか心和む幼稚園での出来事。
こういう温かさって心に残っていくのでしょうね。
こちらも精進月に来週から入りますが、本当にしっかり守っている人少なくなっているようです。
Re: No title
越後やさん、お帰りなさい。
日本での展示会の様子、
いかがでしたでしょうか?

本物の村でのカーニバルをその翌日見たのですが、
幼稚園はその前夜祭のような気分でした。
今は子どもの要望か、親の気持ちか、
衣装やさんでわざわざ借りて
お姫様になったりするのですが、
手作りの衣装がやっぱりいいですね。

カーニバルが終わると、
冬も開けていいはずですが、
まだ冬が残っています。
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Re: No title
ほとんどの子どもたちは、
毛むくじゃらに興味津々で何度も近寄っては、
驚かされては逃げていきました。
お手製の仮面で子どもたちと触れ合う、
貝戸さんたちも素敵でした。

私が小さい頃は、
親戚のおばさんの住んでいた宮崎の田舎で
ハレハレどんという恐ろしい鬼が出てきました。
子どもたちは田んぼに投げ落とされたりして、
みんなでどきどきしながら隠れていました。
こういう記憶は、一生忘れられませんね。

謝肉祭の衣装は、
布の簡単なコートにたくさんの生地が貼り付けられています。
中にはとっても素敵な色や柄のものがあったりして、
どんな服が裂かれたのだろうと想像してしまいます。
ぜひ、毛むくじゃらの仮面をかぶって
トランシルヴァニアの謝肉祭へお越しください。
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