トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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ブラーガ一家

その一家との交際がはじまったのは、
3年ほど前のこと。
息子の幼稚園のクラスメイトの家にはじめて招かれた。

家ではお父さんが昼間からアンティークミシンをカタカタと踏み、
お母さんはのんびりと料理をしながら客とおしゃべりをし、
子ども部屋はまるで王国のようだった。

人をあたたかく包み込む空気と、
そこだけあたかも違う時間が流れているかのように
ゆったりと穏やかだった。
ストレスで肩に力が入っているときなど、
彼らの家に行くと何もせずとも気持ちが楽になれる。

彼らは、何より今を楽しむことに長けていた。
ふとした思い付きで、キャンピングカーにギュウギュウ詰めで乗り込み、
あちこちへと小さな旅をした。
大人の私でさえも、胸がわくわくしてたまらなくなるような、
あの懐かしい気持ちを幾度も思い起こさせてくれた。

彼らの凄いところは、家族というものすごい結束で結ばれていること。
その力は私が思っても見なかったほど偉大で、
ここ3年彼らに学んだ中で一番の収穫だった。
家族が一つの目的に向かって生きること。

彼らの一つの夢は、何もない原っぱに彼らの王国を作ることだった。
電気は一切使わない(充電機があるので、パソコンや携帯は使うらしい)、
藁葺き屋根の家を設計して、家を建て始めていた。

ある日、その夢が崩されてしまった。
森を越えたはるか向こうの村からやってきたジプシーたちに、
建設のための工具類を根こそぎ盗られてしまったのだ。
夢のように美しかった彼らの土地で安全に暮らせなくなった今、
彼らは新しい目的を探さなければならなかった。

年が明けて、母親はこう言った。
「私たち、ハンガリーへ行くことにしたのよ。
神様の道に従って、他の家族と共同生活をしにね。」

強い信仰をもつ彼らの新たな道は、
同じような価値観の家族といっしょに共同生活をし、
子どもたちを学校へ送らずに、自分たちの手で教育することだった。
何年そこにいるか分からないと・・。

彼らは牧師でもなく、宣教師でもない。
それなのに、ひとたびその輝きにふれると、
日常生活のあらゆる煩わしさ、苛立たしさ、焦燥感を忘れ、
気がつくと、ゆったりとした彼らの時間の流れの中に組み込まれている。

「私たちも寂しくなるけれど・・。冬になったら、また帰ってくるわ。」
私たち家族を支えてくれたブラーガ一家と出会えたことは、
トランシルヴァニアの生活でも大きな出来事だった。
彼らは私たちの日常から遠ざかってしまうけれど、
これから少しずつ、私たちも自分たちの手で模索していかなければならない。
今から、彼らが故郷へと帰ってくる冬が待ち遠しい。

IMG_4758.jpg

Harom eve, hogy megismertem a Blaga csaladot.
A fiamat az ovodastarsak kozul ok hivtak meg magukhoz eloszor.

A gyerekek edesapja otthon egy regi pfaff varrogepen dolgozik,
az anyuka pedig fozes kozben nyugodtan beszelget a vendegekkel.
A gyerekszoba olyan, mintha egy igazi kiralysag lenne.

Olyan nyugodt volt a hangulat korulottuk,
hogy ugy ereztem, mintha maskeppen telne az ido.
Mindig melegen fogadjak a vendegeket.

Mindig elvezik a jelent.
Ha ugy volt kedvuk, beultek a lakokocsiba, es irany az orszagut.
Sokfele tekeregtunk.
Ilyenkor olyan erzes fogott el, amit mar gyerekkoron ota nem ereztem.
Izgultam a kalandozas miatt.

Megtanitottak mennyire fontos a csalad.
Ok nagyon szoros csaladi kapcsolataban elnek,
es egy kozos eletceljuk van.

Volt nekuk egy szep tervuk,
hogy majd tanyan fuggetlen, szep eletet kezdenek.
Ez egyszer osszeomlott.

Azutan megtalaltak egy uj tervet maguknak,
hogy elmennek Magyarorszagra, es ott kozos eletet kezdenek mas csaladokkal a hituk szerint.

Ok nem papok, s nem is misszionariusok.
Megis ha erintkezunk veluk,
akkor a mindennapi szorongas, a faradsag, aggodalom elfelejtodik,
es rajovok, hogy az ok eletritmusaban elunk.

Mar alig varom a telet, hogy hazajonnek latogatoba...







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comments(4)|trackback(0)|その他|2011-06-29_05:58|page top

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No title
まるで妖精の家族のような美しい写真ですね。
自分達の意思で暮らす・・・その何でもない普通のことすら
なかなか難しい今を感じます。
ジプシーの人々は やはりいろんな弊害を生み出して
いますね・・・。
彼らがハンガリーでどのような生き方をするのか、
今後の成り行きに 気を留めていたいと思います。
Re: No title
霧のまちさん、本当にそうです。
彼らのようなしっかりとした理想や意思を持って生活することが
いかに難しいか・・・。
日本では考えられませんよね。

家庭をもつと普通は夢はあきらめるものと思いがちですが、
彼らが素晴らしいのは、家族一丸となって
その夢を目指しているところだと思います。
キャリアでもなく、お金でもなく、
素晴らしい理想だと思います。

このような素晴らしい家族を、多くの人に知ってほしいと思いました。
No title
こんな話を聴くと、
日本に住んでいる私としては、
今や、非現実的な世界ですね。
何とも、複雑な心境・感慨ですね。
.....
と言う感じでしょうか。^^
Re: No title
そうですね、彼らのような型にはまらない生活が
日本の教育を受けて日本の社会で生きている方々には
なかなか想像がし辛いと思います。

それでも、こういう生き方もあっていいのかなと思います。
こんなに幸せな家族と、これまで出会った事がありません。