トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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上海の石の要塞

老街門のユースホステルは、
中国の若者たちが集まりにぎやかに一日が過ぎていく。
小さな部屋に6つのベッドが集まり、
部屋には洗濯物をかけたハンガーがこれまた色とりどりに広がっている。

中国へのはじめの扉を開くと、
すぐに快活そうな笑顔の少女と目が合った。
「私は少しだけ日本語ができるから、
中国のこといろいろと教えてあげられるかもしれない。」
いたずらそうな瞳が笑った。

「ワタシノ ナマエハ 佳音(かおん)デス。」
はっきりとした発音で、彼女の口から日本語が聞きとれる。
「大学で英語と日本語を勉強したんだけど、
もう卒業以来使わないからすっかり忘れちゃったわ。」
彼女は朝は一向に起きてこなかったので、
会うのは夜だけだったが妹のような存在だった。

「ねえ、そのバッグちょっと見せてくれない。」
ベッドで横になっていた少女が、声をかける。
手作りの古い布のバッグを珍しそうに見て、さっそく写真を撮っている。
「これ、私の母の手作りなのよ。」
こうして、大都会上海の一角での数日がはじまった。


中国の朝が、一日の中でいちばん好きだ。
小さな通りをあわただしく急ぐ人々に、
もっと早起きをして朝食をこしらえる人々から
できたての肉まんや麺、お粥などを買い求める。
暖かい朝日の中に立ちのぼる
白い湯気と食べもののよい香りが心地よい。
見たこともないような明るいグリーンの野菜や、鶏、魚や果てにはカエルまで売られている。
活力であふれる朝の風景。

shanghai 142

巨大な高層住宅が蜃気楼のようにかすむ大都市のあちこちに、
石造りの要塞が築かれている。
狭い路地から覗きみえる普通の人の生活。
トントンと野菜を切る音、食器を洗う音、
石の砦に万国旗のようにはためく洗濯もの・・。
中国の今が生活のにおいとともに、嫌が負にも目の前に突きだされている。

suzhou 171

たくさんの人と物でひしめく空気の汚れた都会の街を後にして、
次の目的地、蘇州へと向かう。

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comments(2)|trackback(0)|中国ひとり旅|2012-04-04_13:18|page top

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No title
お帰りなさい。
私は 中国は旅をするのに世界で一番面白い国だと
思います。  朝 早くからエネルギッシュですよね。
その活力はどこから湧いてくるのか・・・不思議なほどです。
そして 面白い、興味深い。  中国人一般は もしかしたら
好きじゃないかも・・・でも、底知れないパワーに圧倒されます。
Re: No title
霧のまちさん、帰ってまいりました!
中国は思っていた以上に大きくて、人も多くて、
予想外のことばかり起こるところでした。
それでも、こんなに旅を面白いと思ったのははじめてです。

朝から活力であふれる市場、
肉まんにおかゆや豆乳などの美味しい朝ごはん、
太極拳をするお年寄りの人たち・・。
朝はほんとうに、いい時間の流れです。
20日間、体力も気力もたくさん消耗しましたが、
とても貴重な経験でした。
これから少しずつ、旅のお話を綴っていきますね。