トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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町の鳥市場

雪が降ったり溶けたりを繰りかえし、
次第に太陽の光が照らすことの多くなってきた2月。
謝肉祭(カーニバル)で冬を埋葬したものの、
なかなか春の兆しは見えてこない。

息子とふたりきりだった週末。
「小さな動物園があるよ。」と誘われて行ってみることにした。
入り口には縁日よろしくお菓子を売る姿が見られ、
たくさんの人が並んで盛況のようだ。

普段は体育館として使われる建物、
動物の匂いが立ち込める中を、たくさんの人がいったり来たりしている。
小さな檻の中にいるのは、ウサギやニワトリばかり。
それでも、これだけの人の関心を集めるところが凄いと驚かされる。

IMG_1970.jpg

大きなウサギのお尻には、白い尻尾がふわり。
子どもたちの手がそっと触れ、にこやかな笑顔がこぼれる。
そういえば子どもが小さなときに連れて行った動物園では、
珍しい大きな動物よりも、手で触ることのできる家畜などの方を喜んでいた。

IMG_1893.jpg

これらのウサギたち、重さは優に5キロを超えるものばかり。
ペットとして可愛がるというよりも、家畜として買うためのものだろう。
札には大きさや重量、そして飼い主の電話番号が書かれ、
そのまま取引もできるようになっている。

IMG_1896.jpg

ここのセーケイ人のひげのように、立派なふさふさの毛を蓄えた雄鶏。
ちょうど子どもの顔の高さほどに置かれているので、
威嚇しているようで怖い。

IMG_1923.jpg

黒と白の模様の見事な羽根をもつニワトリ。
「真珠の鶏」という種類のものだろうか。
今度はどんなニワトリを飼おうかと、新しい家の庭を想像しながら眺めるのも楽しい。

IMG_1933.jpg

去年の春にヒヨコから育てたことがあるので、
息子も鶏には興味津々のようす。

IMG_1936.jpg

まるでレースのような美しい羽根をもつハト。
新種だろうか、デコレーションケーキのようだ。

IMG_1940.jpg

ウィッグを頭にのせたようなユーモラスなアヒルたち。
札に「卵あります」とあるのだが、
それは自分で温めて孵してくださいということだろうか・・。

IMG_1925.jpg

貴婦人のようなハトは、覗き見されるのが嫌なのか
棘のある視線をこちらに向けてくる。

IMG_1946.jpg

まるで着ぐるみのように、可愛らしい形のハト。
大きく反った立派な鳩胸。

IMG_1949.jpg

バラの花がひらいたようなのは、ハトのお尻。
クジャクの羽根のように大きく広げているが、お尻が重くてなかなか頭が見えない。

IMG_1956.jpg

やっとのことで頭を上げると、
大きな胸部を垂直に持ち上げるのが辛そうでよたよた歩き。

IMG_1959.jpg

退屈しのぎに、お隣さんと仲良くおしゃべりしている。
ハトは食用でもなく、村の生活に必要な家畜でもない。
それなのに、昔からセーケイの門の上にはハト小屋が置かれ、
今でもハトを飼い、愛でる人たちが多いのはなぜだろう。
どこか人の心を和ませるものが備わっているからかもしれない。

IMG_1968.jpg

この閉ざされた冬の中で、
すこし村の空気を吸いにいったような気分になれた週末だった。
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Theme:ルーマニア
Genre:海外情報

comments(6)|trackback(0)|イベント|2013-02-14_16:51|page top

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No title
お馴染みの動物ですが ずいぶん珍しいカタチですね。
初めて見る種類ばかりでした。
それは 売り買いの対象、市場なんでしょうか。
外ではなくて 体育館と言うのも面白いですね~。
まだまだ気温の低い季節かと思いますが
お身体に十分気をつけて下さいね。
Re: No title
霧のまちさん、
こちら、半分は博覧会のようなもの、
半分は市のようです。
ほとんどは見学の人でしたが、
そのまま檻からうさぎが引き取られていく姿もありました。
家畜が身近な環境というのもあってか、
子どもたちばかりでなく大人も楽しそうに見物していました。

はやく雪がとけ、春の自然と出会うのが待ち遠しいです。
No title
こんなハト、初めて見ました。
どれもユニークで可愛らしいですね。
ウィッグハト、可愛いです!

それからそれから、赤ちゃんおめでとうございます!!
本当に、おめでとうございます!!

まだまだ寒いことと思います。
お体に一層お気をつけてお過ごしください。
No title
大切なしっぽが金網から出てしまっていることを聞いたら慌てるでしょうね、うさぎさん。
素敵なお髭を蓄える雄鶏は、やはり外人(外鳥)にみえるのは、先入観でしょうか?。
そのものが水墨画のような黒と白の世界のニワトリさん、少しの赤が朱印のようです。
まるで鳥とお話をしているかのような息子さん
デコレーションケーキのような羽根をもつハトはなんとも気品漂います。
貴婦人のようなハトさんは、気位もたかいのでしょうか、いろいろな思いがあるのでしょうね。
続いては、恥ずかしがりやのハト、これはどうなっているんだろう?羽根の奥の毛の色は白なんですね
頭も白い、全部が茶色では具合が悪かったのでしょうね。
バラの花がひらいたようなお尻のハト
いつからこうなってバッっと広がるようになったのでしょう?魅力をアピールするために?威嚇しているのですか?
お隣さんと仲良くお話しているハト。
あ~ほんとうに楽しませていただきました
動物の色や形にはそれなりの意味を兼ね備えているんだろなーと思いながら。

Re: No title
Yuriさん、どうもありがとうございます!
お腹に子どもがいるせいか、動物たちを眺めていると心が安らぎました。
初夏のちょうど、暑い時期に子どもが生まれる予定ですが、
そのころには新しい家で生活がスタートすればいいなと思っています。

鳥にもいろいろ種類があって、
私も欲しくなりました。
鶏は春になったら、またヒヨコから育てたいです。
Re: No title
比嘉さま、コメントをどうもありがとうございます。
まるでごいっしょに、この鳥市を見学しているような気分でした。

ウサギさんは日本で見るような上品なものではなく、
ふてくされた顔だったり、体が異様に大きかったり・・・。
去年からすっかり鶏好きになってしまったのですが、
羽根の色も顔立ちもさまざまで見ていて飽きることがなかったです。

ハトたちは、おそらく改良された種のようですが、
日本では見たことのないような姿形に驚きました。
デコレーションケーキだったり、貴婦人だったり・・・、
昔からハトの姿にいろいろな思いを託してきたのでしょうね。
クジャクのような羽根のハトは、ずっと開いたままなんです。
あの重そうな胸を抱えて、ほとんどはうつ向き加減でした。

外国の珍しい動物ばかりではなく、
こういう身近な動物たちを愛する人たちが多いのは素敵だなと思います。