トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

カテゴリー

FC2カウンター

カレンダー(月別)

07 ≪│2017/08│≫ 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

これまで書いた記事は・・・

全タイトルを表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Feed Me!

トランシルヴァニアへの扉  - Erdely kapuja-のRSSフィード

ブログ翻訳

白雪姫幼稚園の発表会

今週一週間にわたって、息子の通う白雪姫幼稚園の発表会が行われた。
トランシルヴァニアのハンガリー系幼稚園に通いはじめて、もう3ヶ月になる。
クラスのルールも大分理解し、友達もたくさんできた。

この幼稚園の発表会とはいっても、日本でする出し物のようなものではなくて、子供たちの様々な特技を競争するというものだ。お話から始まって、お絵かきや工作、歌やかけっこなどの部門に分けられる。幼稚園の先生が保護者と話をして、それぞれの子供にあった部門に参加させるのだ。

息子は歌が得意なので、歌の発表会に参加した。
日本語、ハンガリー語、ルーマニア語(意味はぜんぜん分かっていないが)の三カ国語で歌は歌えるようになった。
先生は、ハンガリー語のバルショニ・イボヤチカ(ベルベットの小さなスミレ)か何か日本の歌を歌うように勧めた。すると息子は「大きな栗の木下で」を歌うといったそうだ。
どうせならもっと日本らしい歌にして欲しい・・・との思いで、「どんぐりころころ」はどうかと説得をしたが無理。やっぱりこれ。

ちなみに「ベルベットの小さなスミレ」の歌詞はこうである。

ベルベットの小さなスミレよ、
ドナウ川に飛び込んで。
二本の黄金の枝に寄りかかりなさい。
髪をとかして、体を洗って。
誰かのエプロンで体をぬぐって。

という春の風景が漂う美しいハンガリーの子供の遊び歌だ。

当日、幼稚園に着くと、先生の前でおさらいをした。風邪を引いていたので心配したが、声はちゃんと出ている。先生が「他にも何か歌いたい?」と聞いたが、息子は首を振った。
結局「大きな栗の・・・」だけを歌うことになった。

IMG_3732_convert_20080601053156.jpg

息子のほかにも、4,5人の子供が歌を歌うらしい。
いつもよりおめかしをして、可愛らしい。いつも暴れん坊のチャナートは、セーケイの民族衣装に身を包んで歌うという。
先生も着替えさせたりで、大忙しのようす。

子供たちはペアになって手をつなぐ。
息子は、ある女の子の手をつないだ。「ママ、これがトゥンディケ(妖精ちゃん)だよ。」というので見ると、息子よりもよほど体格のよい、大きな女の子。「ほら、男の子でしょ。」と私を見る。容貌には似合わず、ちゃんと黄金色のピアスをつけているので明らかに女の子である。
息子に女の子だと訂正した。・・・こんなとき、外国語は便利である。
あまり幼稚園に来ないそうだが、息子と気が合うらしい。以前は「トゥンディケとおすもうをした。」
と話していたから・・・。

子供たちはペアから電車つなぎになって、歌を歌いながら廊下を歩いてゆく。

IMG_3735_convert_20080601053522.jpg

IMG_3737_convert_20080601053451.jpg

やがて、歌の発表の時間が来た。
廊下を渡って別の棟にある教室に入った。その中は小さい部屋なのに、子供やら幼稚園の先生やらで一杯だった。保護者はどうやら私たちだけらしい。

IMG_3747_convert_20080601053129.jpg

ちょうど、あるグループがルーマニア語で歌を歌うところだった。
女の子たちはおそろいのスカートをはいて、気合が入っている。

IMG_3742_convert_20080601054828.jpg

そして、次は息子たちの出番。
かなりのギャラリーの数に圧倒されないだろうか・・・親のほうがはらはらと心配だ。
でも子供たちは皆、大きな声で落ち着いて歌を歌っていた。

IMG_3748_convert_20080601053339.jpg

歌の発表も無事終わり、今度は外でスポーツの競争があるらしい。
子供たちの靴を履き替えさせて、一緒に外の広場に向かう。
と、30kgほどの麦を入れる大きな麻の袋にすっぽりと体を入れた子供たちが並んでいた。
名づけて「麦の袋でぴょんぴょん競争」である。
途中で転ぶ子供もいたが、この袋に入って飛ぶ子供たちの姿は可愛らしい。

IMG_3750_convert_20080601053042.jpg

他の子供たちはベンチに座って応援。「ハイラ!(がんばれ)、男の子たち!」と手を打って
盛り上げる。

IMG_3752_convert_20080601053240.jpg

先生は一人一人に参加したいか意見を聞いてから、人を選んでいた。
引っ込み思案の子供は、参加しないことが多いがそれでも無理強いはしない。
これは良いことだと思う。

息子はこちらにも参加した。麻の袋の端をギュッと強くつかみながら、飛ばないといけない。

IMG_3755_convert_20080601053418.jpg

このグループにはまだ難しいらしく、転んでばかりだった。
それでも何度も起き上がり、無事ゴールに着いた。

IMG_3756_convert_20080601053309.jpg

先生は日頃引っ込み思案な子供も参加したことに、喜んでいた。問題は勝ち負けではなく、挑戦することにある。小さな子供たちの個性を伸ばしてやること、難しいがきっとやり甲斐があるに違いない。同じことは私たち親にも言える。
これからどんどん伸びてゆく才能、そして無限の可能性・・・日々の忙しさで思わず見落としがちだが、子供をちゃんと見てあげなくてはならない。

白雪姫幼稚園の発表会も無事終わり、息子は参加賞を手に家に帰った。











スポンサーサイト

Theme:海外の子育て
Genre:海外情報

comments(1)|trackback(0)|ルーマニアの育児|2008-06-01_05:29|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

非公開コメント

こんにちは!
気になったのでコメント残させて頂きました(^ ^)v