トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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雪どけの唄

同じ冬でも新年を過ぎた後は、どこか違う。
きっと、雪の溶ける速さが違うのだ。
太陽の光は、分厚い雪の層をみるみる内に消し去ってしまう。
やがて、長らく目にすることのなかった大地が顔を出した。

yukidoke1 (3)

そり遊びの記憶の新しい丘も、
子どもたちの作った刃の跡をきれいに拭ってゆく。

yukidoke1 (4)

町はずれの原っぱに出ると、ちいさな小川が目の前に立ちふさがった。
雪解けの冷たい水が音を立てて流れていく。

yukidoke1 (5)

せせらぐ音に耳を傾けていると、
しばし忘れていた水の記憶を呼び起こした。
雨の音や川の流れ、海のざわめき・・。
それらはすべて、遠い夏の記憶。

yukidoke1 (6)

まだ雪の残っている森の近くに来ると、
何を思いついたのか、旦那が足を使って雪の上に線を描きはじめた。

yukidoke1 (8)

「点、点、そして線。顔ができた。
ここが首で、大きなお腹。トルコのバシャの出来上がり。」
こちらでは誰でも知っている絵描き唄。
巨大な雪だるまができた。

yukidoke1 (9)

冬の青空を見上げて、ただ微笑んでいる。
今日のうちには、姿を消してしまうかもしれない。

yukidoke1 (11)

森の中は、まだ白い雪で覆われているものの、
半分解けたみどれのようで、足がぬかるみそうだ。

yukidoke1.jpg

淡い雲が青い空を流れていく。
冬の空は、あとどれくらい続くだろう。

yukidoke1 (14)

旦那がジャケットを脱いで雪の上に置いた。
私たち3人がそこに腰掛けて休憩をする。
やがて、この冷たい大地にも緑が吹き、
色とりどりの花が所狭しと咲く春がやってくる。

yukidoke.jpg

その日を心待ちに、
雪解けの音を聴き、太陽の光を浴びながら
ただひたすら春を待とう。

yukidoke1 (2)
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comments(2)|trackback(0)|自然、動物|2015-03-11_15:30|page top

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No title
どんなに寒くても雪があっても やっぱり春は近づいていますね。
日照時間はいつの間にか長くなったし、枯れ枝のようにしか見えなかった木々の
枝にはちゃんと緑の芽が・・・。
季節って凄いですよね。 寒い時期にもちゃんと家族で外を歩かれるって
素敵ですね。 日本では籠ってしまってなかなか散歩などしないのに。
もう少ししたら 雪の消えた野に咲くクリスマスローズなどの花も見られますね。
Re: No title
霧のまちさん、日本は今年はいつまでも寒いと聞いています。
実はこれは1月終わりころの写真なのですが、
あれから雪が何度も降っては溶けての繰り返しでした。
3月はさすがに積もることもなく、今は小さな花も地面から顔を出しては、
春の兆しを伝えてくれています。

1歳9ヶ月の娘はどんなに寒くても外に出るといって聞きません。
帽子や上着のいらない春をどんなにか驚き、喜ぶことでしょう。
今年は春に帰国するので、桜の花見を楽しむことができそうです。
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