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トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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一年の終わりに

一年の終わりを目の前にしたこの日、
ちょうど一年前のお正月の日の遠足を思い浮かべている。
この一年を象徴するような出来事だったからだ。

はじめは快晴の青空、
やがて真っ白な霧に包まれ辺りは何も見えなくなった。

カロタセグにセーク、そしてモルドヴァ。
さまざまな地方を渡り歩いて、かけがえのない思い出ができた反面、
人生の落とし穴のような次男の病気が待っていた。
10月半ばに次男と別れたときには元気に幼稚園に通っていたのに、
その一ヶ月後、ブカレストの病院で会った息子は歩くことも、
ひとりで座ることもできないほど衰えていた。

「あなたの息子は生命の危険のある手術をしなければならない。
そのリスクを承知しているか。」
お医者さんにそう告げられ、私は首をたてに振るより仕方なかった。

3歳2ヶ月の小さな体で大きな手術に臨み、
イリエスク・ドクターによって、再び新しい生命を授かった。
家族でクリスマスを迎えることができ、
息子はひとりで歩けるようになった。

2週間以上の入院生活で、私も親として学ぶことが多かった。
その日その日を一生懸命に生き、
目の前のことにただ夢中でいる3歳の無垢な心は、
ともするとネガティブな不安でいっぱいになる私の気持ちを大きく変えてくれた。
また病院には他にも多くの病気の子供たち、
その付き添いの母親がいて、不安の中お互いを支えあっていた。
お医者さんや看護師さん、掃除婦のおばさんやさまざまな人の
ちょっとした言葉がやさしく響いた。

勇気を、
強くなって、
神さまのご加護を、
リラックスして、
きっとうまくいく。

はじめ威圧的だった初老のお医者さんが集中治療でかけてくれた言葉、
「子どもは母親のあなたを見たい、聞きたいと思っているんだ。
どうかたくさん話しかけてあげて、そばにいてあげなさい。」

どうか新しい年は、
健康で家族が過ごせるようにと願ってやまない。

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comments(2)|trackback(0)|トランシルヴァニア食文化|2018-12-31_14:39|page top

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非公開コメント

No title
開けましておめでとうございます。

そして ご次男の元気な姿を見る事ができてこれ以上の
嬉しいことはありません。
命に関わるような大きな手術、頑張ってよく耐えましたね。
シンプルで平和な暮らしが何より一番です。
日本は今年、年号が新しくなり 新たな年が始まります。
多分また 豪雨や台風 地震など自然の猛威は必ず来ると
思いますが 負けずに立ち向かうしかありません。

世界に何があろうと 良い年にしましょうね。
Re: No title
霧のまちさん、あけましておめでとうございます。

日本も大きな区切りで、
平成の終わりとともに新しい時代がやってくるのですね。
シンプルな暮らし、
私たちもいまの時代の限りなき欲に惑わされることなく、
自分たちの足元をしっかりと築いていきたいです。
特に今年は家族との時間を大切に、
健康でいたいと思います。

きっと、良い年にしましょうね。