トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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プフレツ-トランシルヴァニアの子供のおやつ

昔、学生の頃トランシルヴァニアの町でよく子供が手にしている
不思議な袋になんとなくは興味を持っていた。
安っぽいビニール袋いっぱいにつめられた黄色い棒状のもの・・・

あまり食に関する好奇心が旺盛でないためか、
買ってみようとはついぞ思わなかった。

そして息子をここで出産して、やがて大きくなると
あの不思議な袋のお菓子を試してみる機会にもめぐり合えた。

これはプフレツというお菓子で、とうもろこしが原料である。
とうもろこしと水と油、塩・・・それだけ。
要するにとうもろこしの粉を練って油で揚げたものに塩味をつけただけだ。
たとえてみると、カールに似ている。
味つけは、とても薄味で体に害はなさそうな感じだ。

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どうしてあれほどまでに子供たちの心をつかんでいるかというと、
第一にとても安いからだ。
45バニ(日本円にして、約25円)という値段で、子供のお腹を満足させてあげられる。
親にとっては大変助かる話だ。

そして第ニに、ちょっとお行儀が悪いが、
この黄色い棒の端をちょっとなめて、もうひとつの端につけるとどんどん長くなる。
これは旦那の作。

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第三には、うちの家から徒歩5分のところにある病院の入り口に
子ジカが飼ってある。
そこにプフレツの袋を持って、日に何人もの子供たちが訪れる。
子ジカたちは、子供たちの姿を見ると柵に駆け寄ってきてお菓子を分けてもらうのだ。

子供たちは、めったに見ることのできない野生の動物に触れ合うことができて大喜び。
息子もほら、この喜びよう。
自分の手でえさをあげるのが、嬉しいのだろう。

kep 021

ここ数年の間で、店では西欧の輸入品の数が一気に増えた。
EUに加盟をしてから、ルーマニアの経済は大きく変わってきている。
ヨーロッパ内の人と物が行き来して、もちろんよい面もたくさんあるが、
地元の企業が競争にさらされていることは言うまでもなく、
EUの規則というものがありとあらゆるものに適応され、厳しくなってきている。

こうした地元の味がこれからも続いてくれますように。
そして値上げしませんように。
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Theme:海外食生活
Genre:海外情報

comments(8)|trackback(0)|トランシルヴァニア食文化|2008-07-19_05:05|page top

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非公開コメント

ご主人の作品を見て、きのこネタでもないのに反応してしまいました。
確かにお行儀が悪いかもしれませんが、こんな楽しみ方ができて、親子で技術伝承されちゃったりするので、子供の心をぎゅっとつかんで離さないお菓子ですね。
きのこネタでなくて、すみません。
反応してくださって、ありがとうございます。

男の人のほうが、子供と遊ぶのが上手なような気がします。
きっと子供の部分を多くもっているからでしょうね・・

懐かしいお菓子って大人になっても忘れないものですよね。
私の弟は、いまだに10円の駄菓子を買っていますもの。
プフレツの正体がわかってよかった?ですね。
結構、身体には害のなさそうなおやつです。
そして、ブロックのような遊び方も出来るとは!

本当に、こういうのが廃れないように願いたいです。
本当です。
今は、着色料、香辛料いっぱいのお菓子が多いですものね。

子供には、なるべく(安くて)体にいいものを選んでいます。
それにしても、ルーマニアの人はとうもろこしが好きですね。とうもろこしのお粥やプフレツ・・・

 一時帰国から戻って久しぶりにのぞきに来ました。
 チェコにお住まいの肩からも同じようにEUに加盟してから、今まで普通に美味しく食べる事が出来た物も、EUの基準に適合しないので破棄と言う事をききました。
 食糧難の地域もあるというのに、なんともったいない事か?と思わずにはいられません。勿論輸出という面からすれば、一定の品質を保つという事は大切である反面、自分たちが自国で食べる分まで一律にし、伝統的な物をなくす必要性があるか非常に疑問です。
 それこそ自分で食べる物は自分で判断して買えば良いのだし。

 とあつくなってしまいましたが、こういった素朴なというか簡素なお菓子って意外に重宝ですよね。
 渡しも村で好きなお菓子はカンパンやラスクの固いバージョンですね。
越後屋さん、お帰りなさい!
いいですね、日本に帰国されて・・・私も今年の秋にと計画中です。

本当におっしゃる通り、EUという1つの塊の中で、何もかもを画一化するのは無理があると思います。だって、これだけ言葉や歴史、文化の違う人たちが住んでいるのですから・・・・

トランシルヴァニアの伝統的な冬の行事、豚をさばいて解体するものも、
睡眠薬を使って豚を殺さなければならないだとか、自家製のプルーンの蒸留酒もこれからは禁じられるとか・・・これまでの習慣にも影響を及ぼす決まりも多いらしいです。

シベリアのスーパーは面白そうですね。いつか覗いてみたいです♪
 え?睡眠薬を使って屠殺?ってそれはもしかして豚を苦しませてはいけないという事からでしょうか?
 本来苦痛を伴って手に入れている食物だからこそ大切に扱わなければいけないと教えるべきだと思うのですが…。

 帰国と言っても我が家のは業務帰国なのでゆっくり出来る訳ではないのです。そのうえ、少ない日数から両方の両親にかならず毎回顔を見せるという連れ合いの方針で尚更自由な時間は限られてしまいます。
 駐在2年目に入りましたが、毎回業務帰国で(私の費用も出るのでモンクは言えませんが)一度も駐在特別休暇を取っていません。こちらにいると夏も冬も休みが無いので(連れ合いは土日も会社に出るし)何時になったらとれる事やら。
 でもその時は日本以外のところで本当にゆっくりしたいです。日本に帰ると顔を出さないと行けないところや会いたい人との約束でゆっくりは出来ないから(苦笑)
そうです。屠殺をするのに、苦しみを与えないようにだそうです。
越後屋さんのお考え、もっともです。
こちらでは経済的に睡眠薬を買うことが難しいので、問題のようですが・・・

今回はお忙しいご帰国でしたね。
せっかく日本に帰るのなら、ゆっくりしたいですよね。

トランシルヴァニアにも、ぜひ遊びにお越しください。ただ気候はあまりそちらと変わらないので、気分転換にはならないでしょうが・・・

素敵なブログ、今はじめて気がついて(!)拝見しました。素敵な写真がいっぱいで、コメントもしたかったのですが、エラーが出てしまいました。
また、お邪魔しますね。