トランシルヴァニアへの扉 - Erdely kapuja-

古きよきヨーロッパの面影を残す、トランシルヴァニアへの扉をそっと開いてみませんか?

::自己紹介::

谷崎 聖子

Author:谷崎 聖子
1978年宮﨑生まれ。
大阪外大、ハンガリー語学科卒業。
ブダペスト大学で民俗学を専攻。
ルーマニア、トランシルヴァニア地方のフォークロアに惹かれて、セーケイ地方に移住、結婚。
三人の子育て中。

伝統手芸研究家。
トランシルヴァニアの文化、手しごとを広める活動をしています。主な著書「トランシルヴァニアの伝統刺繍 イーラーショシュ」、「カロタセグのきらめく伝統刺繍」。

東欧雑貨ICIRI PICIRIFOLK ART Transylvaniaのオーナー。

詳しくは、森の彼方-トランシルヴァニアへの扉をご覧ください。

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プルーン団子を作ろう

最近知り合いになった友人から、
「土曜日の夜に、プルーン団子を作りに来ない。」とお誘いが来た。

プルーン団子・・・
何週間か前のこと、ダンナが村で収穫した黄色いプルーンで作ってくれた事があった。
粉砂糖をいっぱいにかぶった丸いもの。
これを口に入れると、
中からブヨブヨとしたすっぱい果実が出てくる。
その酸っぱさといったら・・・

結局、息子も私も表面の皮の部分だけをつまみ、
中の黄色い実は捨てた。
なんだか物足りない夕食、という思いだけが残った。

そんな第一印象だったから、プルーン団子ときいて
私は思わず返事に窮した。
「酸っぱいプルーンじゃなかったら、いいけど・・・」
とだけ返事を返した。

そして土曜日の晩。
言われたとおりに、私たちはジャガイモだけを持ってきた。
なぜジャガイモかというと、小麦粉の代わりに生地に入れるからである。

ジャガイモを鍋にかけていると、ホストのチャバが聞いてきた。
「生地に何を入れるか知ってる?」
勿論、知らないと答えた。
日本食なら知らないと多少は恥ずかしいが、
こちらの料理なら知らなくても胸を張っていえるのが、外国人主婦の強みだ。

そんなときに、救世主が現れた。
バルニは任せとけといった感じで、ジャガイモをつぶしたものに卵、小麦粉、水、油を入れて練り始めた。

patak 003

その手つきといったら、まるでパン生地でも作るかのよう。
以前ダンナがやっていたのとは大違い。
何でも、おばあちゃん仕込みのようだ。

patak 004

そして十分に練った後は、生地を棒で伸ばす。

patak 006

均等な薄い生地ができたら、今度はプルーンを生地でくるむ。
これなら私たちも・・・と思って手伝う。

patak 008

一番手前のものが、息子作。

patak 009

プルーンには、色々な種類があるらしい。
前に私たちが食べたのは、丸くて黄色く酸っぱいもの。水っぽい。
市場で売っているものは、細長く紺に近い青色のもの。乾いた感じ。
ここにはもう1つ、色は同じで、形は巨峰のような丸いものもあった。やや水っぽい。

どれが一番適しているか・・と言えば、
あの細長くて乾いたものである。
その訳は、この後判明する。

形ができたら、お湯のお風呂にドボン。
上に浮かんできたら、出来上がり。
上からパン粉とお砂糖を炒ったものを振りかけて・・・出来上がり。

patak 013

待ちきれなくて、味見をする人も。

patak 012

patak 011

私もひとつ食べてみた。
薄い皮を破って、熱々のプルーンが出てくる。
やっぱりブヨブヨ・・・というよりもドロッとした感じだ。
なぜ、プルーンが入るべきなのかよく分からない。
そのまま食べたほうが美味しいのに・・・
息子も同感のようで、やはり外の生地だけを食べていた。

私は持参のジャスミンティーを作ったのだが、
男性諸君はセーケイ地方の名物クミン酒がよいそうで、
わざわざお鍋にクミンを入れて作りはじめた。
「要る?」と聞かれたが結婚式の教訓があるので勿論お断りした。

全て出揃ったので、皆でテーブルを囲むことに。
真新しいテーブルクロスをしいて、お祝いの席のようだ。
そして、プルーン団子を食べ始める・・

ところが、この食べ物はお祝いの席には失敗だ。
あの大きな丸いものを口に入れると、赤紫の液体が飛び出した。
あの丸いプルーンのせいである。
お皿の中はもちろん、まっさらなテーブルクロスにも赤いものがにじむ。
まさに、テーブルの上の大惨事。

細長いプルーンの方が、中がしまっていて甘みがある。
そして、何より中が液体状にならないのが良い。

楽しい会話は尽きなかったが、このプルーン団子には閉口した。
今度は、中にプルーンでなくてチーズを入れよう。

patak 018



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comments(8)|trackback(0)|トランシルヴァニア食文化|2008-09-12_23:09|page top

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この料理って
ドイツのクヌーデルやロシアでも馬鈴薯が生地の主役となる包み系料理に似ていますね~。
 ドイツのものは料理本に載っているの揚げたパン入りとプルーン入りが出ています。
 生地も馬鈴薯と卵、小麦粉や馬鈴薯と片栗粉、牛乳とかあるみたいです。プルーンは種をのぞいた中に角砂糖を入れてありますね。
 揚げパン入りは塩のお湯で茹でて肉料理の添え物となるので肉料理のソースをからめて食べるそうです。でプルーンの方はおやつ。
 我が家はソースをかけて食べる様な肉料理をほとんど作らないのでなかなか出番がありません揚げパンの方。

 ロシアのものはもっと大きく作って中に挽肉のアンを摘めます。感覚的にはロールキャベツの中身を馬鈴薯の皮で包むと言った感じ。
 茹でる時は片栗粉でとろみをつけたお湯で茹でて煮崩れを防ぐそうです。

 この日記を読んでいてクヌーデル食べたくなって来た。作ろうかな~。
そんな料理なんですか
さすが、越後屋さん!
これは包み系料理なんですね。

ダンナが「日本で言うと、たこ焼きに似てる。」というから、私はますます混乱していました。

肉料理の付け合せのほうが、美味しそうです。
この中のプルーンが不思議でした。そんな種抜きなどせずに、そのまま包みましたよ。種の場所に角砂糖、なるほど。
そのほうが中身も美味しくいただけるのですね。

そろそろお昼なので、越後屋さんのブログが見たくなってきました。
こちらで似ているのは包み料理
 あはは、きっと作り方も具も色々あるんですよ。私は今日、こちらの日記を見て食べたくなったのでプルーン(長細い紫のタイプ)買ってきました。こちらでは冷凍で種を除いたものも売っているので、こういったものに角砂糖を詰めるといいかも。

 肉料理の付け合わせはきっと美味しいですよね~。中の揚げパンも本当に揚げるというより炒め揚げる感じみたいです。古くなったパンの再利用とも書いてあります。

 先ほどレシピの方に父に言われてスウェーデンの郷土料理を載せました。馬鈴薯の在庫が中々はけないと言う事らしいのですが、我が家は馬鈴薯が足りなくてかなり買い足すのに。
 やっぱり日本にいた時と違って食生活が変化しているという事ですね。

 私はカントリーマーム風のクッキー試作2回目を作り、もう少し改良したいのでまた3回目を作り始めようとしている一休み中にのぞきに来ました。こちらはもう20時で外は冷たい雨が降っています。
新じゃがの季節
越後屋さん、ジャガイモが美味しく食べられるレシピ、ありがとうございます。
バターでいためるのがポイントですね。
早速作ってみます。

やっと新じゃがの季節になりました。
市場では大分前から出回っていた新じゃが・・・欲しくても、去年のジャガイモがあるから買えずにいました。

そしてやっと村でも収穫され、私たちの元へもやってきました。第一、皮のむきやすさが違います。ピューラーがジャガイモの上をすべるようです。(古いジャガイモは、すぐに引っかかる。そして何より、あのぼうぼうに生えた芽を取らなければならない)

煮ても焼いても揚げても、美味しい。
2ヶ月目ですでにパン食に飽きてしまった私の、主食です。
馬鈴薯
 馬鈴薯ね、保存する分は地下室があるなら地下室に細かい砂の箱を入れてその中に入れておくと良いんですって。
 それで使う分として使う分は熱めのお湯につけて芽の成長を止めると良いそうです。
 村の人に聞きました。確かに芽は出てこなくなりますよ。我が家は給湯器の熱めのお湯でざ~とかけて乾かしています。

 我が家は馬鈴薯、パン、米、麺、粉ものを適当に組み合わせています。こちらの黒パンとかスープと一緒に食べると美味しいですよ。
ジャガイモの保存法
ためになる情報をありがとうございます!
早速やってみます。
お湯に通すと、芽が出てこなくなるのですか?
知らなかったです。

この秋に収穫されたジャガイモを一年かけて食べるので、保存の方法は大切ですね。

ここは、ルーマニアの中でも「ジャガイモの土地」とも呼ばれるほど、美味しいものができるんですよ。

パン食に飽きないよう、色々と組み合わせないといけませんね。パンも焼き立てならいいのですが、しばらくして固く乾燥したものを食べるのはまさに拷問のような気がします・・・。
馬鈴薯が美味しいて良いですよね。
 こちらもたいてい今の時期に穫れたものを翌年の同じ時期まで持たせて食べる感じです。我が家は収穫量が少ない上に小粒ばかりで更に私が主食としてだけでなく芋を沢山食べるのでとても持ちませんが。

 村も芸術家さんに言わせると馬鈴薯の美味しい土地だそうです。芸術家さんの出身地は馬鈴薯不味いらしく凄い顔で否定していました。

 お湯の温度があまり熱すぎると表面に熱が通って食感が悪くなったり味が変わったり下手すると腐るので、熱湯ではなく、給湯器の熱いお湯ぐらいが良いかもしれません。
 我が家は冬になると内玄関も凍るので凍らないように気をつけないといけないんですよー。

 パン、自分でも焼くのですが黒パンは材料が手に入らないので買ってきます。基本的に当日食べる分以外は冷凍するのですが、やっぱり固くなったものの処理は重要ですよね。
 たいていはパングラタン(マカロニの代わりに固くなったパン)やパンプティング、あとはスハリキといってこちらではポピュラーなスナックが便利です。
 固くなったパンをさいの目になんとか切って、我が家は少し霧をふいて塩胡椒や大蒜パウダー、ドライハーブ等をまぶしてオーブンでかりかりに焼くものです。ビールにも合いますが、子供のおやつにも良いですよ。塩を砂糖に変えたらなんちゃってラスクでしょうか?
 あとはとにかくすりおろしてパン粉にしてしまうのが便利。そうしたら挽肉に混ぜて使ったりパン粉を使う料理に大活躍です。
 日本にいた時はこんな事考えなかったんですけどね~。こちらのパンってすぐ固くなりませんか?
乾燥パンの活用法
本当に、このパンの処理方法には困っていたんです。
普通パンは1KG単位で買います。
そして、次の日にはもうぱさぱさとしてかたくなってしまいます。
こんなに固いパンをどうして食べないといけないのだろう・・・とみじめになります。

パンの活用アイデアをありがとうございました。パン粉にする、なるほどです。
スハリキというレシピ、美味しそうですね。
ぜひ試してみます!

家玄関が凍る・・・聞くだけで寒くなりそうです。こちらも冬の足音が聞こえてくるようです。
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